兵庫県神戸市の一等地に開発したパルコの「三宮ZERO GATE」とは
パルコと言えば、ファッションビル。
そんなイメージを持つ人が多いでしょう。ショッピングモールより、パルコの方が良い。そんな声も聞こえます。さて、そんなパルコが開発するゼロゲートをご存知ですか?
ゼロゲートとは、
都心部一等地の中低層商業施設であり、立地の良さを活用した効率的な運営を推進しているモデル。パルコとは違い、テナントの個性を前面に訴求し、単独または少数で構成されたファッションビル。
パルコとは店舗数の違いと覚えておきましょう。
そして今回紹介するのが三宮ゼロゲート。
兵庫県神戸市の中心地である三宮。その三宮駅から歩いて徒歩5分。神戸の一等地に三宮ゼロゲートはあります。この物件の開発は、2017年7月18日に発表されました。
この物件を開発したのは、パルコ。
元々この一等地にあったのはどんな建物だったのか?気になりますよね。こんな一等地なんか手に入りませんよ。
ということで、元々ファッションビルがありました。
名称は、「神戸メディテラス」。
外観はこんな感じ。
ヨーロッパというか、年代的な建物をイメージしているというか、歩いていても一度も入ったことは無かったですね。
この神戸メディテラスは、アパレル大手のワールドが保有していた物件でした。
ワールドが業績立て直しのために売却したのが神戸メディテラス。パルコは、2015年にワールドから取得しています。
そして開発したのが三宮ゼロゲート。
2018年9月14日に開業しました。三宮ゼロゲートの投資額は、7億円。この費用には解体費用も含まれているとのこと。
神戸の一等地を取得したパルコ。
この投資は良いですね。
ちなみに三宮ゼロゲートの投資計画では、神戸メディテラスの再利用からスタートしていましたが、店舗区画の構成に問題があっために解体を決意。商業施設の価値を高めるため、そして自由度を取り入れるために建て替えを判断したとのことでした。
業績悪化で神戸の一等地を手放したワールドは会社の立て直しを急いでいた
ワールドといえば、アパレル大手。
どこに行ってもワールドのブランドを見つけることができる。どこに行ってもファッションを買うことができる。そんな店舗展開をしていたワールドでしたが、業績不振に陥りました。
その原因は、
- ショッピングモールへの過剰出店
- ファッションブランドの競争激化
その結果、2015年には希望退職を募るなど厳しい状況を招きました。
ちなみに希望退職に応じたのは全社員の4分の1。
全社員1800人中、450人程で40歳以上の正社員と定年退職後に再雇用契約を結んでいた60歳以上が対象としていました。
その中で資産を売却。
それが神戸メディテラスだったのです。
ちなみに譲渡額は、33億程度。
好立地で三宮駅から徒歩で来店できるということもあり、地元の方々や観光客に親しまれていました。
そこに誕生したのが三宮ゼロゲート。
建物は、地上4階建で外壁の大部分もガラス張り。100万ドルの夜景で有名な神戸でパルコが手掛ける物件。
三宮ゼロゲート。
これからも楽しみな物件ですね。
まとめ パルコが神戸に手掛ける三宮ゼロゲート
神戸の一等地にパルコが手掛けた三宮ZERO GATE。
ワールドから取得した物件ですが、建物も新しく生まれ変わり人の流れも変わるでしょう。
ちなみに出店する店舗名は、
- コロニー2139
- アディダス
- ホットヨガスタジオ ロイブ
- ガールズミニョン
が出店していますよ。
三宮ゼロゲートへ一度足を運んでみるのもいいのでは?
でも、神戸ならやっぱりハーバーランドが良いですね。
海を見ながらボーッとして考える時間。いろいろなアイディアが生まれてくるところです。
そして、気分転換に神戸umieに行けば、ショッピングもグルメもエンタメも全てがそこにある。
良いところですよ。
それでは、また。