阪急阪神HD「堺 北花田阪急」がイオンモール堺北花田から撤退したワケ

「堺 北花田阪急」がイオンモール堺北花田から2017年7月末で撤退

大阪府堺市にある「イオンモール堺北花田」。

2004年10月にオープンした大型商業施設です。イオンモール堺北花田(旧ダイヤモンドシティ・プラウ)は、全国でも目玉となるデパートが出店するショッピンングモールでした。

 

イオンモール堺北花田は、2核1モール。

イオンが展開する総合スーパー「イオン堺北花田」と阪急阪神HDが展開する「堺 北花田阪急)の2核。そして、専門店が150店舗弱という衣・食・住そしてデパートまで揃えたフルラインナップの商業施設でした。

 

そんなイオンモール堺北花田から撤退した「堺 北花田阪急」について見ていきます。

「堺 北花田阪急」が撤退したタイミング

イオンモール堺北花田が誕生したのが2004年10月。

「堺 北花田阪急」がイオンモール堺北花田から撤退したのが、2017年7月末。

 

「堺 北花田阪急」は、13年間の営業でした。

 

ちなみに関東でデパートと言えば、「三越」や「伊勢丹」。関西でデパートと言えば、「阪急」。

つまり、イオンモール堺北花田に「阪急」が出店している。ということは、非常に魅力的で広域からも集客ができる商業施設だったのです。

 

そこに「阪急」が撤退とのビッグニュースが。

イオンモール堺北花田で2核1モールの核店舗として牽引してきた「堺 北花田阪急」がなくなるとどのくらいの影響が出るのでしょうか。大型専門店の撤退より、デパートが撤退。しかも核店舗が無くなるのです。

集客力は間違いなく落ち込みます。

 

では、「堺 北花田阪急」が撤退した理由とはなんだったのでしょうか?

「堺 北花田阪急」は、契約期間満了だったに違いない

イオンモール堺北花田(旧 ダイヤモンドシティ・プラウ)が開業したのは、2004年7月。

 

開業と同時に出店していた「堺 北花田阪急」は、おそらく10年契約を締結していたと考えるのが妥当です。

 

つまり、今回「阪急」の撤退は

契約期間満了だったと考えるのが自然です。

 

もちろん、売上が右肩上がりで推移していれば、撤退が無かったかもしれません。

商業施設の契約期間は、業種業態によって変わる

こちらでは、イオンモールと阪急の契約については、わかりません。

しかし、契約期間を下記のように考えてみます。

契約 契約期間
04年 契約 0年目
05年 1年目
06年 2年目
07年 3年目
08年 4年目
09年 5年目
10年 6年目
11年 7年目
12年 8年目
13年 9年目
14年 10年目
15年 再契約 1年目
16年 2年目
17年 3年目

とすると、契約期間が当てはまりそうです。

 

つまり、イオンモールと阪急は、

  1. 2004年から2014年まで10年契約
  2. 2015年から2017年まで3年契約

このような契約期間の可能性が高いでしょう。

 

ちなみにイオンモール堺北花田は、2017年春から順次リニューアルをスタートさせていました。

「堺 北花田阪急」が撤退するタイミングと関連性も高いように感じます。

「堺 北花田阪急」が契約期間満了で撤退するメリットとは

商業施設の契約は、ほとんどが「定期建物賃貸借契約」です。

つまり、契約の更新がない契約です。

 

契約期間満了になると、契約が終了する。

退店しなければ、ならないのです。

 

契約を更新したい場合、それは可能です。

 

今回、「堺 北花田阪急」選んだのは、撤退。つまり、契約満了。

何がメリットだったのか?

違約金を払わなくて済む

 

おそらく阪急も定期建物借家契約であったと仮定すると、契約満了で撤退すれば違約金が発生しない。と考えるのが良いでしょう。

 

定期建物賃貸借契約は、契約期間が3年から5年というように契約期間を定めています。しかし、その契約期間中に解約すると、中途解約として違約金を支払わなければなりません。

商業施設側は、契約期間中の撤退は賃料収入が得られないという理由もあり、賃料保証という形で違約金を定めているところが多くなっています。

 

ちなみに違約金は契約で異なりますが、

相場は月額賃料6ヵ月分くらいと考えておきましょう。

 

阪急阪神HDによれば、

「堺 北花田阪急」が撤退するにあたり、

計上した減損は7億8000万。

 

意外と大きな金額です。

 

さらに核店舗ということもあり、

大型区画の撤退費用および原状回復費用は、相当な金額になったことでしょう。

イオンモール堺北花田は、「堺 北花田阪急」の跡地をどのように再開発するか

イオンモール堺北花田は、2017年春より順次リニューアルを開始しました。

元々、阪急があった区画は、デパート区画。

 

そのような区画を埋めるために取った施策は、

  • 1階 無印良品
  • 2階 ユニクロ・GU
  • 3階 エディオン・その他

とデパートから大型専門店へと舵を切りました。

 

阪急に来店する客層と上記の専門店は、客層が異なります。

「堺 北花田阪急」と同規模の売上を確保するのは、間違いなく無理でしょう。

 

ただし、イオンモール堺北花田にとってもメリットはあったはず。

 

「阪急」に子供服などのショップが出店していたため、専門店側に子供服などのショップが少ない傾向でした。阪急が撤退したことによって、阪急へ出店していた子ども系の専門店を誘致出来たのではないかと考えることもできます。

 

阪急の撤退は、メリットもデメリットもあるでしょう。

さいごに

イオンモール堺北花田の売上高は、全国でもトップクラスでした。

しかし、阪急を失い同規模の売上は不可能。

 

阪急阪神HDの資料では、

最後「堺 北花田阪急」は90億円の年商でした。

 

イオンモール堺北花田は、90億円の売上を失った。

そして、集客数も相当な落ち込みでしょう。

 

さらに追い込みをかけるのが、

車で10分のところに開業した「イオンモール堺鉄砲町」。

 

近距離でイオンモールの戦いが始まっているのです。

 

全国に乱立するイオン。

 

「イオン」対「ららぽーと」という競争環境から、

「イオン」対「イオン」という流れに変わってきそうです。

 

イオンモール堺北花田。

2017年リニューアル後、3年後に訪れる2020年がもっとも重要な年となるのかもしれません。

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