GUは増収増益を確保するも既存店は減収
ジーユーは、ファーストリテイリングが展開する低価格ブランド。
ユニクロとの差別化で成功を収めているファッションブランドですが、今期は減収に陥るそうです。
2018年第3四半期は、売上1,600億で営業利益150億。
増収増益という結果ですが、既存店は減収。
既存店が減収だった要因は、春夏キャンペーンの不振
2018年にGUが打ち出した春夏キャンペーン。
・マドラスチェックのボトムス
・トップス
・ロングスカート
これが販売不振で、計画未達で着地。
GUで人気商品が買えなかった理由。
春夏キャンペーンに伴い不振となった要因は、品番数を大幅に増やしたこと。
結果、ドット柄、ストライプ柄のシャツ・ブラウス、ワンピース、ハイウエストストレートジーンズといった売れ筋商品が欠品。
結果、チャンスロス。
トレンド商品に偏った商品戦略も不振だった要因。
GUは値引きを早めたことで利益率低下
GUは、売上計画が未達だったため、早期に割引を展開。
結果、利益率が1.9ポイント低下し、販管費が1.2ポイント増加。利益率2ポイント近くを落とすのは数字の捉え方でも非常に厳しい状況です。
営業利益は同20.0%の大幅減益。
また、第4四半期もシーズン商品の在庫処分が増加することを踏まえ、粗利益率が低下する。結果、赤字幅が拡大する見込みとなる。
GUは、下期、通期ともに減益予想となりました。
業績回復を目指し、商品構成の見直しをスタート。
すでに2019年8月期に向けた商品構成の見直しがスタート。
「ジーユーらしさ」というトレンド要素を組み入れ、実需商品の割合を増やし、業績回復に向けた動きをスタートさせる。
今期、大きく増やした品番を来期は絞り込む。
マストレンド商品に戦略を打つ。
来期のジーユーは、欲しい商品がちゃんと手に入れることが出来るようになるでしょう。