旧 大洗リゾートアウトレットを売却→新 大洗シーサイドステーションへ
大洗リゾートアウトレット(茨城県)を運営する八ヶ岳モールマネジメント。
今回、八ヶ岳モールマネジメントが不動産開発研究所に商業施設を売却することが発表されました。不動産開発研究所とは、商業施設の誘致などを手掛ける会社。八ヶ岳モールマネジメントと不動産開発研究所の契約は、建物や一部の土地を売却。
2017年7月20日に建物を引き渡す予定。
大洗リゾートアウトレットは、不動産開発研究所によって新しくテナントを誘致。
2018年春にリニューアルオープンをします。
旧 大洗リゾートアウトレットは、2006年3月にオープンしたアウトレット
大洗リゾートアウトレットは、2006年3月18日に開業。
八ヶ岳モールマネジメントは、茨城県と20年間の定期借地権を2005年7月に締結。9ヶ月後の2006年3月に茨城県初のアウトレットモールとしてオープンさせました。不動産開発研究所と売却契約を締結したのは、建物と所有する土地の一部。
茨城県が所有する土地は、今後茨城県と協議する見通し。
来館客数を伸ばして2009年に大洗リゾートアウトレットが増床
大洗リゾートアウトレットは、2006年3月に70店舗でスタート。
2009年まで来館客数が順調に推移。2009年に茨城県から土地を購入して増床。しかし、2011年に発生した東日本大震災の津波で大洗リゾートアウトレットの1階が浸水。営業停止を余儀なくされ、復旧に要した期間は4ヶ月あまり。
そして、営業を再開。
しかし2013年頃から来館客数が伸び悩んだ結果、68区画中で営業店舗が21店舗(2017年7月9日時点)となっていました。2016年から大洗リゾートアウトレットの売却を検討。
現在に到るまで不動産開発研究所と交渉。
不動産開発研究所は、営業中のテナントを継続しつつ、同時に建物を改修する方針で進めています。2017年秋までに新たなテナントを選定した上で2018年春のリニューアルオープンを予定しています。
廃墟化したアウトレットの原因は2011年に発生した東日本大震災
2011年3月11日に発生した東日本大震災。
太平洋沿岸地域では、津波の被害が発生。大洗リゾートアウトレットも同じく津波の被害に合いました。
被害額は、40億円。
大洗リゾートアウトレットは、東日本大震災によって被害を受けた部分を復旧するために16億円を費やし、なんとか営業再開を果たしましたが営業は続かず。「大洗リゾートアウトレット」から「大洗シーサイドステーション」へ新しく生まれ変わることになったのです。
記録を残す。大洗リゾートアウトレットの概要はこちら
大洗リゾートアウトレットの記録を残します。
名称 | 大洗リゾートアウトレット |
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開業 | 2006年3月18日 |
営業時間 | 10時から19時まで |
店舗 | 21店(2017年7月9日時点) |
運営会社 | 株式会社八ヶ岳モールマネジメント |
所在地 | 茨城県東茨城郡大洗町港中央11-2 |
電話 | 029-264-9123 |
FAX | 029-264-9124 |
建物 | 鉄骨造2階建・陸屋根式 |
駐車場 | 1500台 |
敷地面積 | 14000坪(駐車場含む) |
建築面積 | 3500坪 |
延床面積 | 5000坪 |
まとめ
オーナーが変わるアウトレット。
右肩上がりで推移したものの自然災害には勝てませんね。アウトレット再生するためにも投資が必要ですし、回収期間も計画しなければなりません。立地を活かした商業施設の再生が出来るのか。
一番気になるところです。
正直、この物件を再生することは難しい。
まずは足を運んでもらうための店舗誘致、それしかないでしょう。でも難易度が高い。
物件を見たときに思ったことは港が近いということ。平日と土日祝で来館してもらうお客さんをどのように楽しませるか?近くの大洗めんたいパークまで足を運んでいるお客さんへのアプローチ。
いろいろ手はある。
今後の展開が楽しみですね
それでは、また。