三井不動産のECサイト「&モール」は1000億円を突破できるか?

 

三井不動産のファッションECサイト「&モール」

SSG BLOG 171111-002.jpg

photo by https://mitsui-shopping-park.com/ec/

 2017年11月1日、三井不動産のグループが運営する商業施設「ららぽーと」や「ラゾーナ川崎プラザ」などと連動させたファッションECモールを開設しました。

 その名も

 「&モール(アンドモール)」。

 「&モール」では、数年をかけて取り扱い高を増やし、10年後には年間商品取扱高で1000億円を目指すという考えです。

 「&モール」は、およそ200ショップでスタートし、今後1年間で倍増の約400ショップまで拡大する予定のようです。


 「&モール」ではシステム連携により、

 店舗在庫もテナントが持つ倉庫在庫も

 同モールで販売することが可能で、

 テナントの実店舗の売上になる仕組みもある。

 これこそが


 リアルとモールとの相互送客を促す仕組み。

 「&モール」では、

 テナントの実店舗にタブレットを配置、

 お客さんが希望する商品がない時、

 スタッフがタブレットから誘導。

 購入商品が後日、自宅に配送する流れとなる。

 ちなみに商品の配送に関わる物流は、

 テナント側の配送網を活用する。

 基本送料は税込378円。

 ※(3000円以上の購入は無料)

 「&モール」の集客戦略は、

 1000万人規模を有する「三井ショッピングパークポイント会員」の顧客基盤を活用する。

 リアル・&モールのどちらでも

 ポイントを貯めて使うことができる。

 三井不動産のECサイトは、2年ほど前からリアル施設とECを融合させ、双方が価値を高めあえる仕組みを考えていたそうです。

 「&モール」の特徴は、

 ショッピングモールを手掛けるのと同様に三井不動産が主体となって仕組みを開発・投資を実施。

 サイト運営は三井不動産商業マネジメントが担う。


 &モールのスタートは、200ショップが出店した。

 三井不動産のテナントは、およそ1000ショップは数えることができる。そのため、まだ2割しかない計算となっています。三井不動産としては、今後1年で400ショップに参加してもらえるようにするそうです。

 &モールの収益モデルは、

 ZOZOTOWNと同様で

 販売手数料(システム利用料)を

 受け取るモデルです。


 三井不動産は、リアル施設での取引先を優先して出店交渉を行う。

 ネット専業企業もリアルに進出してきており、出店対象になり得るが、「アンドモール」全体の価値を下げないように、安心して購入してもらえるショップさんというのが前提にするそうです。


 イオンが手掛ける

 「イオンモールオンライン」は、

 2012年頃に1度スタートし、

 2014年9月末に一旦閉鎖。

 2014年11月末に全面リニューアルを果たしている。

 三井不動産がアプリと連携した「&モール」とイオンがネットで仕掛ける「イオンモールオンライン」の勝敗はつくのでしょうか?

 リアルとネットの融合。

 三井不動産 VS イオン

 という戦いになるのではないでしょうか?

 &モールの2年後が楽しみです。

NewsPicks|スマートショップガイド

スマートショップガイドのセレクト記事

 ショッピングモールの崩壊

 日本のショッピングモールが崩壊し始めた衝撃の事実

 H&Mが日本から撤退するダメージ

 H&Mが日本から撤退したときにイオンに与える衝撃的なダメージ

 総合スーパーが復活できない理由

 イオンやセブンの総合スーパー(GMS)が復活できない理由

三井不動産のECサイト「&モール」は1000億円を突破 更新履歴

2017年11月11日発信

関連コンテンツ

  1. トイザらスとアマゾンどちらが安い?価格調査でわかった衝撃の事実

  2. 日本で最後に残るFOREVER21の店舗とは?公式HPで2019年10月末で完全撤退

  3. ミスタードーナツの社員が選んだドーナツの人気おすすめランキング

  4. ベストスポットはどこ!?イルミネーションのパーフェクトガイド

  5. 2018年GW渋滞ガイド・東北自動車道下り|帰省ラッシュ・Uターン情報

  6. アメリカのトイザらス復活できず。全店舗閉鎖で735店が0店へ。

  7. イオンモール倉敷が大規模リニューアル!イオンモール岡山に負けない戦略とは

  8. アンパンマンミュージアムの入館料をおトクに割引する方法

  9. 超人気店舗が集まる沖縄の「パルコシティ」でショッピングがもっと楽しくなる

Googleでさがす
目次