建設現場の味方!ワークマンが新業態「WORKMAN Plus」をオープン
CMでよく目にするワークマン。
全国に800店舗以上を展開する作業用品、作業着を販売する専門店です。そんなワークマンを手掛けるのが株式会社ワークマン。1982年8月に群馬県伊勢崎市で創業しました。
男のイメージが強いワークマン。
そのワークマンがショッピングモールに出店すると2018年9月5日に発表されました。
ワークマンについて知ろう
ワークマンの店舗は、フランチャイズ契約で全国に店舗を展開するチェーンストア。
実はワークマンは業界1位のリーディングカンパニー。
業界2位の店舗数がたった50店舗、業界3位は41店舗とその店舗数の差は圧倒的。ワークマンの売り上げは8期連続増収・利益も8期連続増収とワークマンは他社を圧倒しているのです。
ワークマンのターゲット層は、個人のプロ向け。
そこからターゲット層を拡大するために一般客向けと小規模法人向けに力を入れていました。そして、新しく登場したのがワークマンプラスです。ワークマンプラスが開発された理由とは?
メインターゲットだった建設技能労働者数が引退などによる減少により右肩下がりとなっているため。
その結果、ワークマンから誕生したのが「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」でした。
WORKMAN Plusの商品は機能性が高いのが特徴
建設現場で働く人がターゲットだったワークマンから新業態として開発されたワークマンプラス。
そのターゲットは、一般客です。
ワークマンプラスとして新業態が話題になっていますが、実はワークマンは2年以上前から機能性が高いウェアを展開していました。その商品が好調に売れていることから一般客向けのお店を展開したらどうかと戦略を立てていました。
1号店としてショッピングモールに出店したのです。
ワークマンプラスの機能ウェアは3ブランドあり
- Field Core(アウトドアウェア)
- Find-Out(スポーツウェア)
- AEGIS(イージス)
と大きく3ブランドで展開しています。
元々この3ブランドは仕事用として開発されたもの。SNSや口コミで人気が爆発したことでシチュエーション別に3ブランド化となりました。
機能ウェアで人気が出たところ売上高が
- 2017年 30億
- 2018年 60億
- 2019年 115億
と売上高が右肩上がりに推移。一般客の構成比も2割を突破。
結果、WORKMAN Plusが開発されたのです。
ワークマンプラスの取り扱い商品とは
高機能ウェアといえば、スポーツメーカー。
有名スポーツメーカーが展開しているため、価格が高いのが特徴でした。そこでワークマンプラスが出した戦略は「低価格」で商品を販売すること。アウトドアウェアで半額以下・スポーツウェア3分の1で商品を購入できるため非常に魅力的です。
ワークマンプラスの取り扱い商品は、
- 防寒
- 防暑
- 防風
- 防水性
- 動作性
と高機能ウェアに特化した商品となります。
ワークマンプラスの商品はベーシックデザインが特徴。そのため男性も女性もプロも誰でも欲しくなるというのが魅力でしょう。
またワークマンプラスは値引きがない。
だから買うことをためらわない。定価販売しかなく、さらに元々が低価格。だったら、良いものを見つけたら買えば良い。ワークマンプラスが売れている理由でしょう。
欲しい時、必要な時にすぐ買える。
今後ワークマンプラスはどんどん出店を増やしていく予定です。
WORKMAN Plus 1号店は、ららぽーと立川立飛にオープン
WORKMAN Plusの1号店は、ららぽーと立川立飛。
店舗面積が60坪で店舗の売上目標が1億2,000万円。
ワークマンプラスは、数年で100店舗ほどを出店して120億規模を目指すようです。
まとめ
ワークマンの新業態「WORKMAN Plus」は高機能ウェアを低価格で販売する店舗。
店舗は30代ファミリーなどが多く来店するショッピングモールにお店をどんどん増やしていくようです。また、1店舗あたりの売上目標は1億2000万円とファッション店舗でも上位を目標としています。
ワークマンプラスが成功するために必要なことは
- 出店区画
- 契約期間
- 賃料
このバランスが重要ですね。
ショッピングモールの賃料は公開されていないので高すぎる賃料や契約期間が長すぎると後々厄介な問題も出てくる。
知ってる人は知ってる事実ですよ。
これからのワークマンプラスが気になります。
WORKMAN Plusがショッピングモールでたくさん見ることができる日がくるのか、人気が高いショッピングモールでしか出会えないか、それはワークマンの今後の戦略次第ですね。
それでは、また。