堺北花田阪急が撤退をしたタイミングを考える

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(画像:Webサイトより)


 大阪府堺市にある大型ショッピングモール「イオンモール堺北花田」は、全国でも珍しいショッピングモールに「阪急のデパート」が出店する商業施設でした。




 2核1モールの大型施設。




 イオンの総合スーパー・阪急のデパートが来店動機だったと言えます。




 イオンモール堺北花田がオープンしたのは、2004年10月。堺北花田阪急がイオンから撤退するまでの2017年7月末で13年間の営業でした。




 関東でデパートと言えば、伊勢丹。



 関西でデパートと言えば、阪急。




 おそらく、イオンモール堺北花田から阪急のデパートが無くなると集客力は間違いなく落ちるはずです。




 目玉だった阪急が無くなれば、来店動機に繋がりません。




 では、堺北花田阪急が撤退をした本当の理由は、何だったのでしょうか?




 契約期間が満了だったからでしょう。



 イオンモール堺北花田のフロアガイドは、こちらです。


 【大阪府】イオンモール堺北花田|年商350億クラス(大型商業施設)★★★★☆



ショッピングモールの大型店は10年契約もある

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(画像:Webサイトより)


 イオンと阪急の契約についてはわかりませんが、2004年オープンし、2017年で阪急が撤退した。




 つまり、2004年から10年間の契約で2014年まで。



 2014年から3年間の契約で2017年まで。




 という契約をしていた可能性があるのではないでしょうか?




 このように考えれば、堺北花田阪急の撤退についても説明が可能で、イオンモール堺北花田が2017年春からリニューアルを順次スタートさせていることも関連性が高いように感じます。



契約期間満了で撤退するメリットはあるのか?

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(画像:Webサイトより)


 多くの商業施設では、定期建物賃貸借契約が主流となっています。




 定期建物賃貸借契約とは、契約の更新が無い契約です。




 たとえば、イオンと阪急の契約期間が2004年10月1日から2014年9月30日までとした場合、2014年9月30日で契約が終了するというものです。




 契約が終了するということは、退店しなければならない。ということ。




 では、契約を延長したい場合は、どうするのか?




 出店者と管理者で賃料などの交渉を実施した上で合意すれば、再契約が可能になるということです。

 



 今回の阪急がイオンから撤退した理由は、


 1回目が10年契約→2014年まで


 2回目が3年契約→2017年まで



 という契約だったのではないでしょうか?




 そして、本題です。



 契約期間終了で撤退(閉店)すると、なにがメリットなのか?




 それは、違約金を支払わなくて済む可能性が高いということです。




 ショッピングモールの契約は、個々の会社によって全く違うようです。つまり、一律家賃が100万円というわけではなく、50万の家賃があれば、150万を支払っている会社もあるのです。




 定期建物賃貸借契約では、3年間や5年間という契約期間中に解約する場合は、中途解約として違約金を支払わなければなりません。




 ショッピングモール側としては、契約期間途中に撤退されると賃料収入が保証されない。その分を違約金として定めているのです。




 違約金も契約によってさまざまで、相場は月額賃料の6ヶ月分くらいが相場のようです。



阪急がイオンから撤退する場合、違約金は発生しない

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(画像:Webサイトより)


 2017年7月末で撤退した阪急。




 おそらく10年契約+3年契約という内容が想定できるので、今回はイオンに対しての違約金は発生しないはずです。




 阪急阪神が撤退に伴って計上する7億8千万の減損。




 大型区画の撤退費用の原状回復工事は、相当な金額になるのでしょう。



イオンモール堺北花田は、阪急無しでどうやって戦うのか

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(画像:Webサイトより)


 イオンモール堺北花田は、2017年春からリニューアルを開始していて阪急撤退跡地も含めた全館オープンは、2017年秋頃。




 2核1モールといっても、イオンが得意とする両サイドに大型店があるタイプではないのがイオンモール堺北花田。




 阪急の跡地へお客さんを誘導するのは、難易度が高いはずです。




 しかし、イオンモール堺北花田は、阪急の子供服売り場に多くのショップが出店していたので、阪急の撤退で専門店側への誘導はしやすくなる可能性もあります。




 いずれにしても年商350億クラスのショッピングモールだったイオンモール堺北花田は厳しい環境になるはずです。




 イオンが100億、阪急が90億を売り、専門店で160億くらいだったのが阪急の撤退で単純に阪急の売上90億が無くなるのです。




 車で10分のところにできたイオンモール堺鉄砲町も不振のようで、イオンというブランドの価値が下がってしまうのではないでしょうか。




 イオンモール堺北花田がどのように生まれ変わるのかが楽しみです。



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出典:イオンレイクタウン


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阪急デパートがイオンから撤退した本当の理由とは?

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2017年 8月 2日発信


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