イオン甲子園店が閉店すると言った本当の理由

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(画像:Webサイトより)


 甲子園球場と言えば、夏の高校野球。




 関西では誰もが知っている阪神甲子園球場は、兵庫県西宮市にあります。




 野球好きの人なら、一度は訪れてみたい甲子園球場。




 野球ファンから根強く愛されているのが、イオン甲子園(旧ダイエー甲子園店)です。




 甲子園球場で野球を見る前に買い物と言えば、イオン甲子園ではないだろうか。阪神甲子園球場の目の前にある総合スーパーです。






 そんな「イオン甲子園店」が2017年5月末閉店という報道がされたのは記憶に新しい。しかし、食品売り場を残し、営業を継続。





 その食品売り場が10月1日で閉店することがわかりました。





 イオン甲子園店が出店する施設は、2017年2月にオーナーが変更。




 現在は三菱地所が実質的な所有権を持つ。




 2017年2月に三菱地所が土地と建物の信託受益権を取得した頃から、動きが変わったのです。






 ここで想定されるのは、三菱地所による施設のリニューアル。





 阪神甲子園駅から徒歩1分にある施設は、一等地。さらに野球シーズンともなれば、野球ファンがどっとなだれ込む。週末には、数万人規模の集客が可能な阪神甲子園球場や大型ショッピングモールのららぽーと甲子園まであります。





 そんな一等地を三菱グループは見逃さず、実質的オーナーとなったのです。



イオン甲子園店の賃料を増額し、投資を回収する三菱地所

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(画像:Webサイトより)


 イオン甲子園店は、地下2階から地上3階までと総数5階分の面積を賃貸していました。




 旧ダイエー甲子園として、総合スーパーで品揃えしているもののお客さんは食品売り場に集中。




面積に対しての売上(坪売上)は低いと想定されます。





 そこで三菱地所がオーナーになり、適正な賃料として、「賃料増額」を求めてきたのではないかと想定ができるのです。






 三菱地所がオーナーになって、3ヶ月後の5月末。




 イオン甲子園店が閉店するとニュースが流れました。三菱地所が改装を進めて2018年に新しい商業施設としてリニューアルするためです。




 しかし、野球ファンなど消費者に迷惑がかかるという理由から、イオン甲子園店の食品売り場(地下2階のみ)だけが営業を続けることになりました。






 そして、食品売場が10月1日で閉店と発表。






 イオン甲子園店をめぐっては、三菱地所が2017年2月に施設の賃料を得たり、使い方を決めたりできる「信託受益権」を取得し、実質的なオーナーとなったころから二転三転しています。





 三菱地所がオーナーになってから、リニューアルに向けて全館閉店の予定だったが、甲子園球場で開催されるプロ野球阪神タイガースや高校野球の試合を観戦する人たちの利用が多いことから、地下2階の食料品売り場の営業を継続。




 なぜ、契約の延長を4ヶ月したのでしょうか?




 実態はわかりませんが、突然の閉店の発表、そして4ヶ月だけの営業延長。しかも、食品売場だけ。あまり事例がないのではないでしょうか。



リニューアル後もイオンが営業する方向性らしい

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(画像:Webサイトより)


 三菱地所がリニューアルする新しい商業施設では、イオンが引き続き営業を継続する方向らしいのです。




 2017年5月末で食品売場以外を閉店したものの、



 2018年5月以降もイオングループが営業をする。





 イオンとしては、賃貸面積を減らし、支払う賃料を抑えた上で再出店するのではないでしょうか。




 三菱地所から賃料増額をされたとしても、賃貸面積を減らせば支払い額は抑えられる。おそらくそのような交渉をしているのではないかと推測ができます。




 リニューアルに伴い、工事の作業遅れを懸念してこれ以上イオン甲子園の営業を延ばすのは難しいとの判断があったのでしょう。






 イオン甲子園の食品売り場は、


 10月1日午後7時で営業を終え、


 時間貸し駐車場も閉める。




 これで全館閉館となります。





 2018年5月以降の営業については、イオンリテールと三菱地所が協議を続けているとのこと。




 イオンと言えば、イオンスタイルという総合スーパーで全国のショッピングモールに出店を続けています。イオン甲子園店も「イオンスタイル」という形になるのでしょうか。




 2018年5月にお目見えする三菱地所が展開する新しい商業施設に期待が集まります。



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